スペイン通信 DOS  El camino a La Liga

スペイン通信 DOS  El camino a La Liga

Hola!
今回は、スペインにおけるリーグ戦の話を少ししてみようかと思います。

スペインにおけるサッカーカレンダーは、リーグ戦が中心です。日本でもここ10年でリーグ戦が各年代で整備されてきました。一方のスペインは昔からリーグ戦が中心です。
しかし一口にリーグ戦といっても、日本とスペインでは、少し違っています・・・少し?いえ、現地でリーグ戦を視察した経験から言えば、大きく違うもののように感じています。

★ホーム&アウェイ
まずホームでの試合とアウェイでの試合に選手は明確な差を感じていると思います。各クラブがホームグランドを持っているので、少年の試合でも必ず自分たちのグランドで1試合相手のグランドで1試合します。よく日本代表の試合などで、アウェイの洗礼なんてことが言われますが、彼らの試合でもその差は想像以上です。ホームでは圧倒的な応援を受け、保護者は審判に物凄い圧力をかけます(笑)

街クラブのグランドは、プロの試合と違って、観客席とピッチまでが、ネットで遮られているだけなので、相手チームと審判にかかる圧力は、それは厳しいものです。試合中延々と、Arbitro!(レフリー!)と叫び続けている父親も珍しくありません(笑) 絶対審判したくないなぁって思ったのを覚えています。また応援している親同士の言い争いも日常茶飯事です(笑)

ホームの試合には、保護者はもちろん、別のカテゴリーの選手、おじいちゃん、おばあちゃん、友達、大勢のサポーターが訪れます。プロの選手さながらに、大声援の中で試合をします。その醸し出させる雰囲気はどことなく日本の運動会に似ています、入場時は大きな拍手で迎えられ、いいプレーにはbien!bien!(ナイス!)と声がとび、劣勢時にはVamos!muchachos!(さあ、いくぞ!)などと大声援。応援にのせられ、選手のモチベーションがどんどん高揚していく姿が見られます。この声援の中では、子供たちは手が抜けない!グランドが醸成する雰囲気もまた選手を育てているんですね。
 
★1試合の重み
基本的にシーズンが始まると、1週間に1試合しかありません。土曜日に試合が入れば日曜日はお休み!毎週末、試合漬けの日本の子供たち、指導者からみたら、物足りない感じもしますが、だからこそリーグ戦1試合の重みが違います。その週末の1試合のために1週間準備をしてのぞみます。B戦という仕組みも概念もないので、本気の1試合です。ベンチ入りできるメンバーも限られているので、プロの試合同様、招集外メンバーもでてきます。招集外の憂き目に合うとその週末は土日にサッカーがなくなるわけです。なので、メンバーに入るための日々の競争は熾烈なものになります。リーグ戦の試合に関して言えば、日本とスペインでは、試合の濃度、密度が違っているように感じます。試合のインテンシティの高さも、リーグ戦のシステムに起因しているかもしれません。
16チームでのホーム&アウェイでの総当たり、年間30試合の密度の濃い時間、メッシもイニエスタもイスコもみんな、スペインの少年たちは、この環境で育ってきて今に至る訳です。
巷では日本人の労働生産は低い!と言われて久しいですが、ことサッカーに関してもうまくなるための時間対効果で言えば圧倒的にスペインですね(笑)

スペインでは育成の試合を観るのも、楽しい経験です♪

Adios! Hasta luego !


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