スペイン通信 TRES El camino a La Liga
Hola!
今回は、少しサッカーから離れて、スペインでのあいさつについてのエピソードを少しみなさまにお話ししてみたいと思います。
普段、Araも指導の現場では、選手にはあいさつを求める方です。知っている人と会ってあいさつなしで同じ空間を共有するのは、居心地が悪いです。マンションで住民に愛想なくされても、つれなくされても、こちらは頑なにあいさつし続けています(笑)
そんな私ですが、スペインで困ったのは、女性とのあいさつ。ハグしてチューです!ほっぺにブチューっとします♪まぁぎこちないこと!握手で済ませられこともあるのですが、親しい間柄になると、間違いなくチューですね!(^^)! 準備できてますか~(笑)
すみません。ここからが本題です、本当に困ったのはこの後の話でした…
確か初めてのスペイン1人旅。旅のはじまりは、自分でもよくわからないテンションで、周りが見えていなくて気づいていなかったのですが、旅も中盤にさしかかり、少し落ち着いてきたころでしょうか、現地の人とのコミュニケーションがうまくいっていない、どことなく、現地の人たちとの間に壁があることに気付き始めたのは・・・レストランに入っても、クラブの練習見学に行っても、試合を観ていても、そこに厳然と存在する壁。その時はなんか冷たいなぁ、スペイン人くらいに思っていて、訳がわからず、若干疎外感すら感じていました。
そんな時、ふと思い出したんです。
あいさつだ!
あいさつしてないからだと。
スペインはどこの国よりもあいさつを大事にする。知識として持っていたはずなのに、日本で振る舞うようにしていたなと。あの時の自分はスペイン人が大事にしているものを、わかっていなかったんです。
日本ではあいさつする人間を自任していたわけですが、赤の他人とまではいいませんが、見知らぬ人にあいさつするまでの習慣がなかったわたし。そこからはあいさつ攻勢!店に入る時、練習場に入る時、バスに乗る時、あいさつを重ねるにつれ、状況が好転。道が開けるとはこのことで、コミュニケーションが取れている実感が得られ、そこから地元の方々にも受け入れてもらえたような気がします。
そんなことか、とお思いでしょう。本当に、たったそれだけのことなんです。
だから、スペインに行ったときは、レストランに入る時、スーパーに買い物にいくとき、ホテルのお兄さんにも、流暢に話せなくてもいいから、元気よくあいさつをしてみてくださいね♪
あいさつ(Hola)の後が続かないって?
無問題
No hay problema!
あいさつを交わしたあなたは、あいさつをしなかった非礼な男(わたし)より、ずっと、ずっとスペイン人との距離が縮まっていると思います
それでは、このあたりで・・・
Adios! Hasta luego !
2017年11月15日